Continuous Protection Server の動作

図: Continuous Protection Server モデルの概要に、Continuous Protection Server が Backup Exec と連携してビジネスデータを保護する例を示します。

図: Continuous Protection Server モデルの概要

Backup Exec sf1902 p013i001 Continuous Protection Server の動作

次に、Continuous Protection Server を Backup Exec とともに使用してデータのバックアップとリストアを行う手順の例を示します。


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ユーザーが日常業務の一部としてローカルのファイルサーバー (ビジネスサーバー) にファイルとフォルダを保存します。ビジネスサーバーは相互に接続されており、1 つの共通なバックアップグループを形成します。

2

Continuous Protection Server バックアップ先作成ウィザードを使用して、データをバックアップする特定の保護サーバー上の特定のディレクトリを指定します。バックアップ先の定義には、データスナップショットのスケジュールおよびスナップショットの保持ポリシーが含まれます。

バックアップ先には、必要に応じて異なるサーバーを指定できます。たとえば、経理部のサーバー上の財務データ、人事部のサーバー上の従業員データおよび営業部のサーバー上の顧客データに対して、それぞれ異なるバックアップ先を作成できます。

3

1 つ以上のビジネスサーバーから保護サーバーにデータをバックアップするため、バックアップジョブ作成ウィザードを使用して Continuous Protection Server バックアップジョブを作成します。ジョブの作成では、バックアップ対象のデータとバックアップジョブのスケジュールを選択します。CPS バックアップジョブは、特定の時間に (周期的に) 実行する、ファイルに変更が発生するたびに (継続的に) 実行する、必要に応じて (オンデマンドで) 実行するのいずれかでスケジュールすることができます。

4

保護サーバーにデータがバックアップされるとすぐに、そのデータからスケジュールされたスナップショットが作成されます。このとき、データのインデックスが作成され、Backup Exec Retrieve でデータを利用できるようになります。

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ユーザーは、Backup Exec Retrieve を使用して、特定のファイルやフォルダを自分のワークステーションに取り込みます。ユーザーは、リストアするデータの特定のバージョンを選択できます。

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1 つ以上のビジネスサーバーでシステム障害が発生した場合は、バックアップされたデータを保護サーバーからビジネスサーバーにすばやくリストアできます。

7

データが保護サーバーにバックアップされると、そのデータを長期保存用にテープまたはディスクにアーカイブ化するために Backup Exec にバックアップできます。

8

保護サーバーでシステム障害やデータの消失が発生した場合、Backup Exec はデータをすばやく保護サーバーまたはビジネスサーバーにリストアできます。

9

Backup Exec SmartLink コンポーネントを使用すると、Continuous Protection Server バックアップジョブの状態を Backup Exec のジョブログおよびアラートに表示できます。管理者は、このオプションを使用して Backup Exec バックアップジョブの実行前または実行中の Continuous Protection Server ジョブの品質と完了状態を判定できます。

詳細情報

ビジネスサーバーの設定

バックアップ先の管理

CPS バックアップジョブの作成

スナップショットの管理

Continuous Protection Server を使用したデータのリストアについて

Backup Exec を使用した CPS のバックアップ

Backup Exec を使用した Continuous Protection Server のリストア

Backup Exec での CPS ジョブの監視

Continuous Protection Server の動作