Backup Exec

バックアップグループ

ビジネスサーバー

ビジネスサーバーには、ユーザーが日常作業の中で保存するデータが格納されます。いったんビジネスサーバーに格納されたデータは、保護サーバーにバックアップできます。ビジネスサーバーは保護サーバーと同じバックアップグループに存在する必要があります。各ビジネスサーバーには、Continuous Protection Agent をインストールする必要があります。

保護サーバー

保護サーバーは、CPS バックアップデータのバックアップ先です。通常は、主要な場所または本社に設置されます。保護サーバーは、スナップショットの取得とインデックスの作成を行うバックアップ先のホストとして機能します。バックアップグループには、複数の保護サーバーをインストールできます。

Continuous Management Service

初期インストールの実行を参照してください。

Continuous Protection Agent

Continuous Protection Agent は、バックアップジョブ時およびリストアジョブ時のデータ収集を管理します。バックアップグループ内のすべてのビジネスサーバーおよび保護サーバーに Continuous Protection Agent をインストールする必要があります。

管理コンソール

管理コンソールは、データのソースと宛先の定義、バックアップジョブとリストアジョブの作成、バックアップとスナップショットのスケジュールの定義など、CPS のすべての機能を制御します。また、アラートの表示とアラートへの応答、バックアップジョブとリストアジョブの監視およびシマンテック社からの製品更新の取得を行う場合も、管理コンソールを使用します。

Backup Exec Retrieve

Backup Exec Retrieve を使用すると、ワークステーションユーザーは CPS を使用してバックアップしたファイルを、システム管理者の支援なしで検索して取得できます。ワークステーションでこの機能を使用するには Web ブラウザのみが必要であるため、ユーザーのワークステーションに Continuous Protection Server ソフトウェアをインストールする必要はありません。

ユーザーは自分のすべてのバックアップファイルを参照したり、完全なファイル名やファイル名の一部を使用してファイルを検索できます。また、バックアップファイルのバージョンを表示およびリストアできます。

Backup Exec SmartLink

このコンポーネントを使用すると、ユーザーは Backup Exec 管理コンソールに CPS および Backup Exec ジョブの状態を組み合わせて表示できます。

Remote Agent for Windows Systems (Remote Agent)

Continuous Protection Server は、Symantec Backup Exec Remote Agent for Windows Systems (Remote Agent) を使用して、システム状態情報をバックアップおよびリストアするためにアクセスします。また、Remote Agent は、Backup Exec で保護サーバーおよび CMS をテープに効率的にバックアップすることを可能にします。

Remote Agent はオプションコンポーネントです。

サーバーに Remote Agent 機能がすでに組み込まれていて、CPS が Backup Exec にインストールされている場合、Remote Agent は不要です。ただし、CPS と Backup Exec によって使用される Remote Agent は同じバージョン (11d 以上) である必要があります。

Symantec LiveUpdate

Symantec LiveUpdate は、管理コンソールとともにインストールされます。LiveUpdate を使用すると、インストールされたシマンテック製品の更新がダウンロード可能になった場合に管理者に通知されます。LiveUpdate はインターネット経由で Symantec LiveUpdate サーバーに接続します。