バックアップ先の管理

Continuous Protection Server では、データを特定の保護サーバーの特定の場所にバックアップできます。このサーバーおよび場所は、バックアップ先として参照されます。バックアップジョブを作成する前に、バックアップされたファイルを格納する 1 つ以上のバックアップ先を作成する必要があります。バックアップ先は、特定の保護サーバー、およびデータが格納されるボリュームを指定します。

場所ごとの格納内容が簡単にわかるようなバックアップ先の命名方法を作成してください。たとえば、マーケティングの企画書を格納する場合は、Marketing などの名前のバックアップ先を作成します。マーケティング部門が複数の場所に分散している場合は、この部門名に接頭辞を追加して、場所ごとにバックアップ先を作成します。たとえば、西海岸 (West Coast) のマーケティング部門のバックアップ先は、WCMarketing とします。

バックアップ先の管理に関するその他の詳細は、次のとおりです。

  • バックアップ先フォルダの権限やバックアップ先に含まれるオブジェクトの権限は、バックアップジョブを実行した後では変更できません。

  • バックアップ先からファイルを削除できない場合は、管理者権限を持つユーザーがタスクを実行する必要があります。

    また、管理者がバックアップ先を削除するときに、フォルダツリーを削除できない場合があります。この場合、ファイルおよび関連するサブフォルダが別のローカルシステムで作成されている場合には、これらのファイルおよび関連するすべてのサブフォルダのドメイン管理者にローカル所有権が割り当てられている必要があります。

  • CPS は、保護サーバーのデータを同じ保護サーバー上のバックアップ先にバックアップするためには使用できません。

  • バックアップ先は、Windows Server 2003/2008/2008 R2 オペレーティングシステムを実行しており、Continuous Protection Agent (CPA) がインストールされているサーバー上にのみ作成できます。また、バックアップ先は、各論理ボリュームまたはドライブ文字につき、1 つのみ作成できます。

  • ストレージが重複して使用されることを防ぐため、CPS のバックアップ先は、Backup Exec のディスクへのバックアップボリュームとは別のボリュームに作成することをお勧めします。

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