スナップショットとは、特定の時点における、バックアップ先の内容の一貫したイメージです。
メモ: |
スナップショットはボリューム単位に作成されるため、CPS データを含め、ボリュームにどのような変更がなされてもスナップショットにその変更が取り込まれます。したがって、パフォーマンスを最大限にするには、バックアップ先のみを含むボリュームを作成する必要があります。 |
継続バックアップジョブでは、情報が変更されるたびにフィルタドライバを使用してソース上のデータファイル内の変更部分が収集され、バックアップ先に移動されます。CPS は、スケジュールされた間隔でバックアップ先のスナップショットを作成します。
管理者は、バックアップするデータの重要度に基づいてスナップショットをスケジュールします。ユーザーは、検索するファイルの特定のバージョンを選択できます。バックアップ先の最新のファイルをリストアすることもできますが、スナップショットに最新のバージョンが収集されていない場合もあります。
管理者は、保持期間ポリシーを定義して、スナップショットを特定の期間保存します。有効期限が切れると、スナップショットは自動的に削除されます。バックアップ先のディスク領域が制限に達すると、最も古いスナップショットが新しいスナップショットで上書きされます。また、CPS 管理コンソール内にスナップショットの履歴を表示し、不要なスナップショットを手動で削除することもできます。ただし、スナップショットが削除されても、ディスク領域がただちに解放されるわけではありません。
スナップショットの管理に関するその他の詳細は、次のとおりです。
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スナップショットは基礎となるスナップショットテクノロジによって決められた制限値まで格納できます。代替スナップショットプロバイダがインストールされている場合、この制限値は大幅に異なる場合があります。
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ある一定の期間にわたって実行するようにスケジュールされ、終了時刻が開始時刻よりも早い時刻に指定されているスナップショットは、翌日の終了時刻まで継続して実行される場合があります。たとえば、木曜日の午前 8 時から午前 7 時まで 1 時間ごとに実行するようにスケジュールされたスナップショットは、金曜日の午前 7 時まで継続して作成される場合があります。
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1 つのビジネスサーバーのデータを複数のバックアップ先にバックアップする場合、CPS によって保護されるすべてのファイルがスナップショットに含まれるように、スナップショットスケジュールに一貫性を持たせる必要があります。
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スナップショットをスケジュールする場合は、開始時刻および終了時刻として指定した時間 (分および秒) が同じである必要があります。