Symantec Backup Exec 環境チェックツールを使用すると、既存のハードウェアリソースおよびソフトウェアリソースが Continuous Protection Server ソフトウェアのインストールに適しているかどうかを評価することができます。
環境チェックツールでは、インストール前の構成を次のように評価してレポートを作成します。
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オペレーティングシステム、ディスク領域、メモリ領域、ログオンアカウントの権限など、コンピュータがインストールの必要条件を満たしているか。
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Continuous Protection Server ポートを使用するサードパーティソフトウェアが適切に設定されているか。
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必要なコンポーネントがインストールされているか、また、そのコンポーネントは Continuous Protection Server と互換性のあるバージョンか。
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以前のバージョンの Continuous Protection Server がインストールされていないか。
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ストレージデバイスハードウェアおよびこれに関連するドライバが適切にインストールされ、Windows オペレーティングシステムに認識されているか。
表: フラグ項目の結果 に、各フラグ項目のレポートの結果を示します。
表: フラグ項目の結果
フラグ項目
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結果
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合格
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Continuous Protection Server のインストールを妨げる要因となる非互換はありません。ハードウェアがこの結果となった場合は、そのハードウェア構成が Continuous Protection Server で認識されていることを示します。
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警告
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Continuous Protection Server との非互換が存在しますが、解決が可能です。または、ユーザーが認識できる状態です。
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失敗
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Continuous Protection Server との非互換が存在し、インストールが失敗します。Continuous Protection Server を正常にインストールするには、インストール前に何らかの対処が必要です。
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環境チェックはインストール中に自動的に実行されますが、Continuous Protection Server をインストールする前または Continuous Protection Server でデータをバックアップする前に手動で実行することもできます。
インストール前に環境をチェックする方法
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インストールメディアを挿入し、[インストール前]をクリックしてから[Backup Exec Continuous Protection Server の環境チェックを開始する]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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次のいずれかを選択します。
ローカル環境チェック
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ローカルコンピュータの設定をチェックします。
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リモート環境チェック
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リモートコンピュータの設定をチェックします。
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[次へ]をクリックします。
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手順 3 で[リモート環境チェック]にチェックマークを付けた場合は、次のいずれかを実行します。
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リストからコンピュータ名を選択するには、[リストからのサーバーの追加]をクリックします。
リストからコンピュータを選択し、[次へ]をクリックします。
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コンピュータ名を手動で追加するには、[手動によるサーバーの追加]をクリックします。
ドメイン名とコンピュータ名を入力して、[OK]をクリックします。このコンピュータのユーザー名とパスワードを入力して、[OK]をクリックします。
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環境チェックを実行するコンピュータのリストからコンピュータ名を削除するには、リストからコンピュータを選択して、[削除]をクリックします。
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環境チェックの結果を確認します。特に、[失敗]または[警告]のフラグが立っている項目を確認します。
環境チェックの結果を保存するには、[結果の保存先]にチェックマークを付けます。
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環境チェックの結果の保存先を変更するには、[パスの変更]をクリックして新しい場所を参照します。
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[完了]をクリックします。
インストール前の環境チェック