Backup Exec Retrieve のトラブルシューティング

Backup Exec Retrieve で発生する可能性のある問題を解決する場合、次の情報を確認できます。

表: Backup Exec Retrieve のトラブルシューティング

問題

説明

Backup Exec Retrieve Web サイトに移動するとブラウザに SSL (Secure Sockets Layer) 証明書の警告が表示される。

Backup Exec Retrieve では、クライアントとサーバー間の通信を保護するために SSL 証明書が使用されます。ユーザーはサイトのセキュリティ証明書の問題を Web ブラウザによって警告される場合があります。Web サイトへのアクセスは続行できます。警告の解決について詳しくは、http://entsupport.symantec.com/umi/V-367-2-1 をクリックしてください。

ファイルを表示するために起動したアプリケーションでファイルを選択するとエラーが発生する

Microsoft Internet Explorer でファイルを選択すると、ファイルはインターネットキャッシュに保存されます。その後、ファイルを開くように要求されたプログラムが起動します。Internet Explorer で[暗号化されたページをディスクに保存しない]オプションが選択されている場合、ファイルはインターネットキャッシュに保存されません。ただし、関連付けされたアプリケーションは起動しますが、そのファイルを開くことはできません。この問題を解決するには、Internet Explorer でこのオプションを選択解除します (このオプションは Windows 2003 ではデフォルトです)。

暗号化されたページをディスクに保存するためにオプションを選択解除する方法

  • Internet Explorer で、ツールメニューをクリックし、[インターネット オプション]をクリックします。

  • [詳細設定]をクリックし、[セキュリティ]セクションが表示されるまでスクロールします。

  • [暗号化されたページをディスクに保存しない]のチェックマークを外します。

  • [適用]>[OK]の順にクリックします。

ローカルアカウントでログオンできない

Backup Exec Retrieve は、通常、バックアップ元のコンピュータとは別のコンピュータで実行されます。ローカルアカウントおよびパスワードは元のコンピュータに対してのみ権限があるため、Backup Exec Retrieve の使用時に利用できない場合があります。Backup Exec Retrieve を使用してログオンし、ファイルを取り込むには、ドメインアカウントを使用する必要があります。Backup Exec Retrieve では、ローカルグループに含まれているドメインユーザーおよびドメイングループを可能な限り取得します。そのため、ドメインアカウントがコンピュータの Local Administrators グループのメンバーであれば、ファイルを取得できます。

すべてのデータを表示できない(インデックス作成に時間がかかりすぎる)

インデックス作成は、リソース集約型の処理です。パフォーマンスは、ハードウェア、ネットワーク設定およびデータ変更率によって大きく異なります。多くのベースリカバリポイントを含む新しいデータ格納場所のインデックスを初めて作成する場合に最も負荷が高く、1 つのイメージにつき数分かかります。後続の増分リカバリポイントの場合は負荷が軽減され、1 つの増分につき数秒しかかかりません。インデックスが作成されていないリカバリポイント、アーカイブおよびファイルは検索結果に表示されません。インデックス作成に時間がかかりすぎる場合は、Indexing Server を追加して負荷を分散する必要がある場合があります。

Internet Explorer で Backup Exec Retrieve のコンピュータ名または IP アドレスを使用するとファイルをダウンロードできない

エンドユーザーが Internet Explorer で Backup Exec Retrieve からファイルをダウンロードできない場合は、ブラウザの自動ダウンロードを有効にします。

Internet Explorer で自動ダウンロードを有効にする方法

  • Internet Explorer で、[ツール]>[インターネット オプション]の順にクリックします。

  • [セキュリティ]タブで、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。

  • [セキュリティ設定 – インターネットゾーン]ページで、[ダウンロード]>[ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示]が表示されるまでスクロールします。

  • [有効にする]をクリックします。

  • [OK]をクリックし、変更を確認して、[はい]をクリックします。

  • [OK]をクリックし、Internet Explorer に戻ります。

Internet Explorer で Backup Exec Retrieve をクリックすると、信頼済みサイトの一覧にサイトを追加するように求めるメッセージが表示される。

Windows でセキュリティ強化が有効になっている場合は、Internet Explorer の信頼済みサイトの一覧に Backup Exec Retrieve の URL を追加するように求めるメッセージが表示されます。信頼済みサイトの一覧に URL を追加せずに続行すると、Silverlight がすでにインストールされている場合でもインストールするように求めるメッセージが表示されます。Silverlight を再度インストールしようとすると、インストールは失敗します。Internet Explorer の信頼済みサイトの一覧に Backup Exec Retrieve の URL を追加することをお勧めします。

Inte
rnet Explorer の信頼済みサイトの一覧に Backup Exec Retrieve の URL を追加する方法

  • Internet Explorer で、[ツール]>[インターネット オプション]の順にクリックします。

  • [セキュリティ]タブで、[信頼済みサイト]をクリックします。

  • [サイト]をクリックし、[信頼済みサイト]ページで、Backup Exec Retrieve の URL を追加します。

  • [追加]をクリックし、[閉じる]をクリックします。

  • [OK]をクリックし、Internet Explorer に戻ります。

Backup Exec Retrieve のトラブルシューティング